モノリス探査ミッション
極秘ミッション |
モノリス探査ミッションに関する事項は国家最高保安機密に属していた。事実、立案当時でも開始当時でも、その真の任務を知る者はごく少数だった。合衆国大統領、「アメリカ宇宙飛行学会議議長 (*)」 ( フロイド博士 ) 及びその他の要職者に限られていたのだ。 ディスカバリー号 のクルーにしても全員がミッションの内実を承知していたわけではない。基幹クルーの ボーマン にしても プール にしても極秘部分については知らされていなかったのである。 知っていたのは冷凍睡眠 (人工冬眠) 状態の調査チーム、カミンスキー、ハンター、ホワイトヘッドだけのはずだった。「はずだった」 というのは、フロイド博士の了承なしにミッションの極秘部分が HAL に知らされていたということである。「宇宙科学会議最高機密指令342の23、2001年1月30日 (M**)」・・・それはホワイトハウスの承認した指令によって行われたことを意味した。 |
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変更ミッション | モノリス探査ミッション/ディスカバリー号ミッションは、そもそもは月面モノリスが発掘される以前から進んでいた人類初の木星への有人往復飛行計画 (「木星計画 (*)」) だったのである。それが、実施される直前に木星 (小説では土星) への有人片道飛行計画、それも、真の目的が故意に隠されたものに急遽変更されてしまったのだ。 |
極秘ミッション | 参考 National Aeronautics and Space Administration (NASA) 2001年宇宙の旅 (早川書房) 2010年宇宙の旅 (早川書房) 2001 A Space Odyssey (Paperback) 2010 Odyssey Two (Paperback) 2001 A Space Odyssey (MGM) 2010 Odyssey Two (MGM.UA) Script: Internet Resource Archive (*) 2001年宇宙の旅 (早川書房) より引用 (**) 2010年宇宙の旅 (早川書房) より引用 |
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Writer: Masaakix Web site: http://www.masaakix.interlink.or.jp/ |