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__ | Breccia 14321 Apollo 14 lunar sample | __ | ![]() |
Breccia 14321, Apollo-14 Lunar Sample Basalt here |
上のサンプルはコーン・クレーター(Cone Crater、LM ランディング・ポイントから1000m程の距離)の縁から採取された角礫岩である。直径23cm、重量9kg。月面の 60m〜80m の深さから噴出したものと思われる。 アポロ14号が採取したサンプルの殆どは角礫岩(KREEP(アポロ12号で最初に採取された特異な岩石)を含む)だったが、これは予想されたことではあった。なぜなら、角礫岩の生成には「衝撃」が作用する必要があるが、一方フラマウロは、衝突・衝撃によって作られた雨の海(Mare Imbrium、巨大衝突盆地)の副産物とでもいうべきエリアだからだ。「衝撃」によって粉々にされたものが他と混ざり合って角礫岩を作ったのである。 このサンプルは月の破滅的な歴史を経験しており、詳細な分析により、何かが浮かび上がってくる可能性がある。 |
▲ End of Breccia 14321 Apollo 14 lunar sample ▲