__ | Landing site Apollo 15 | __ |
Landing site, Hadley-Apennine, Apollo-15 |
アペニン山脈(Montes Apenninus /20N,3W)は、月の表側では最大規模のベイスン(Basin /直径300km以上の規模を持つ巨大衝突盆地) である 雨の海(Mare Imbrium /Imbrium impact Basin /直径約1160km) と 蒸気の海(Mare Vaporum /直径約230km) に挟まれた地形で、その全長は600km以上、標高は優に5000mを超える。月面を代表する大山脈である。蒸気の海側は比較的なだらかな様相を見せる同山脈だが、一方、雨の海側では、急斜面を形作って壁のように立ちはだかっている。 地質学的な意味からも極めて複雑な歴史を辿ってきたエリアであり、月の歴史・構造を解くための貴重なデータが眠っていることは間違いない。 アポロ15号は、このアペニン山脈の北側に位置するハドリー谷(Rima Hadley、25N,3E)の近くのハドリー・アペニンにランディングした。アポロ12号で習得されたピンポイント・ランディング技術(複雑なエリアへの正確な着陸を可能とする技術)の本領発揮である。 |
▲ End of Landing site Apollo 15 ▲