__ Q&A 02 : 今後の アポロ計画規模のプロジェクト


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この件についての質問も結構届いている。有人で、、、ということなら、その可能性は非常に少ないと思われる。最大のネックは 「膨大な予算」 の獲得だ。米国人が本来持っているはずのフロンティア・スピリットも今では相当あやしいものとなり、NASA 側のプロパガンダにしてもかなり控えめで、60年代のような覇気はない。従って、「アポロ計画よ再びはばたけ!」 などと大上段に構えてみても、国民も議会も到底納得しないだろう。

以上のメールの返信内容 (抜粋/もちろん文体は違う) に付け加えると

今が旬であるはずの 火星無人探査計画 (マーズ・ポーラー・ランダー等) は残念ながら失敗した。これも、予算との関係で節約しすぎたという見かたが一般的だが、宇宙開発というのは予算をケチって (敢えてこう言う) まで行うべきものなのか。失敗して藻屑と消えれば それこそ大損害となるはずである。それが有人飛行計画なら尚更だ。

なお、誤解のないように (筆者の) 本音をもって締めくくると、 NASA よ蘇れ! アポロも復活だ! そしてなにより NASDA よ吠えろ! 今後の巻き返しに期待したい。

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※ <以下は2005年加筆部分> ところがである、2004年1月14日に行われたブッシュ大統領の新宇宙計画演説 (今後の宇宙政策に関する演説) では、スペースシャトルの引退とISS計画の縮小、次世代有人宇宙船 CEV (Crew Exploration Vehicle)、月及び火星をはじめとする太陽系惑星を目指す有人探査計画などが公にされた。 つまり、本道主導型宇宙開発 (本来の有人探査計画を含む宇宙開発)に軌道修正されるということである。

※ ブッシュ大統領の新宇宙計画演説については、当初、(予算面などから) 実現性のないものと受け止められていたが、NASAのグリフィン長官 (2005年4月〜) が同演説で掲げられた政策を見据えて具体的な行動をおこし始めていることは世間の知るところである。

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※ このページは、ビジターから寄せられた質問・意見をヒントに作成されました。



 End of QA 02 : AFTER THIS 

__ Reference
National Aeronautics and Space Administration (NASA)
Kennedy Space Center (KSC)
Jet Propulsion Laboratory (JPL)
Goddard Space Flight Center (GSFC)
Johnson Space Center JSC Home Page (JSC)
National Space Science Data Center (NSSDC)
American Astronomical Society (AAS)
CHECKOUT and LAUNCH CONTROL SYSTEM PROJECT (CLCS)
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Writer : Masaaki Umehara
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