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Little Joe II は、開発テスト用のロケットである。打ち上げ時の緊急脱出システム (Apollo Launch Escape System) や安全なカプセル (着水時) の開発などに専ら使われた。 Star Wars の R2-D2 を髣髴とさせる外観は愛くるしくファンも多いが、一方、その役割はクルー達の生命を預かるシビアなものであった。 |
Algol ロケット・モーター と Recruit ロケット・モーター (いずれも固体ロケット) を組み合わせてトータル推力 約340,000ポンド (約154トン) の推力を出す。全高 95フィート (約29m)、重量は 約94,000ポンド (約42トン)。 |
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Little Joe II は、主にホワイトサンズのミサイル発射場から打ち上げられた。 ミッションとしては A-00X として知られる。1963年から1965年まで Saturn と共にアポロ計画を支えていた。 なお、マーキュリー計画においては Little Joe I が使用されている。 |
司令船の上部に位置している突き出し (右上のイメージ) が緊急脱出システム (Apollo Launch Escape System) である。打ち上げの失敗などの緊急事態に専用ロケット・モーターで司令船ごと切り離し、安全な場所にパラシュートで着陸するものだ。 このシステムがクルー達に与える心理的影響 (安心感) は計り知れない。 この緊急脱出システムは司令船を包み込むように装備されていて、打ち上げが成功した時点で (宇宙空間で) 投棄される。→ (想像図) |
右上のイメージは緊急脱出システム (Apollo Launch Escape System) のテスト飛行である。先端のロケット・モーターがカプセル (司令船) を吊り下げながら上昇している。 この後パラシュートを開いて安全なエリアに着陸する。 |
A-001 | Little Joe II, May 13, 1964; Launch | |
A-002 | Little Joe II, December 8, 1964; Launch | |
A-003 | Little Joe II, May 8, 1965; Launch | |
A-004 | Little Joe II, January 20, 1966; Launch |