__ | Tyuratam Launch Center, Baikonur Cosmodrome | __ |
バイコヌール宇宙基地 (Baikonur Cosmodrome/1955年設立) は、元々は ICBM (intercontinental ballistic missiles/大陸間弾道弾) の発射場だったが、その後、世界初の人工衛星スプートニクの打ち上げ基地として、また、世界初の有人宇宙船 ボストーク の打ち上げ基地として知られるようになった。 |
同宇宙基地は、 ロシア (旧ソビエト〜) の有人飛行計画、無人探査計画、スペース・ステーション計画などの打ち上げ基地として機能してきたが、それは、大型ロケット (Missile/Launch Vehicle) の打ち上げが唯一可能な基地だったからだ。 R-7/SS-6/Sapwood 〜 Aシリーズ Launch Vehicles 〜 PROTON 〜 N-1 〜。 スプートニク計画、ボストーク計画、ボスホード計画、ルナ計画、ゾンド計画、ソユーズ計画、ミール(宇宙ステーション)計画、、、数多くの無人/有人プログラムが同基地を打ち上げ基地としている。 ところで、「Baikonur Cosmodrome」 という名称には旧ソビエトの体質が表れていて興味深い。「Baikonur Cosmodrome は Baikonur Town にあらず」 なのである。 Baikonur Town は鉱業が盛んな小さな町だが、そこにバイコヌール宇宙基地はない。実際のバイコヌール宇宙基地は Baikonur Town から200マイルほど離れた 「Tyuratam (Leninsk)」 に存在している。 つまり、「バイコヌール/Baikonur」 という名称は同宇宙基地の位置を特定されないようにカムフラージュされたものだったのだ。ソビエト連邦崩壊後も 「バイコヌール宇宙基地/Baikonur Cosmodrome」 という名称は健在だが、それが 「Tyuratam (Leninsk)」 にあることは周知の事実となっている。 |
- | Baikonur Cosmodrome, Tyuratam (Leninsk) |
End of Tyuratam Launch Center, Baikonur Cosmodrome