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LC-39PadA , / Plan / AS-501 Apollo-4 / AS-503 Apollo-8 / AS-506 Apollo-11 / 1965年に 完成 した LC-39 (発射台を含む複合体 39) の Pad A はアポロ計画を担った発射台である。この発射台なしには サターンV 型ロケット の打ち上げは考えられなかったからだ。1967年11月9日の アポロ4号 で目覚め、その後、6号、8号、9号、(10号は LC-39 Pad B)、11号、12号、13号、14号、15号、16号、17号 と、有名なミッションの殆どに関わっている。 LC-39 Pad A/Pad B は、LC-34 や LC-37 Pad A/Pad B とは異なり モビール・ランチャー (Mobile Launcher、移動式の発射装置) が使用されている。 Pad A construction , / July 1964 / September 1964 / November 1964 / January 1965 / LC-39 Pad A の建設は 1964年に着工し、翌年の1965年に終了 (完成) した。上イメージは工事の進行状況をとらえている。 LC-39 (発射台を含む複合体 39) は、プラン上 (1963年) では、Pad A、Pad B、Pad C のスリーパッド (3つの発射台) 構想だったようだが、実際には Pad C は出現しなかった。 |
Launch Complex 39 Pad B , AS-505/Apollo-10 mission (May 18,1969 launch) LC-39 (発射台を含む複合体 39) の Pad B はアポロ10号の打ち上げに関わった発射台である。アポロ10号 は、着陸及び月面船外活動を除けば アポロ11号 と殆ど同じであり、人類初の月面着陸を 「お膳立てした」 ミッションと位置付けられる。 |
LC-39 , / Sketch of VAB / Cutaway view of VAB / VAB and Mobile Launcher / VAB (Vehicle Assembly Building) は、モジュール及びサターン・ロケットの組み立てや モビール・ランチャー (Mobile Launcher、移動式の発射装置) への取り付けを行うビルディングで、ここから、モビール・ランチャーごと クローラー・トランスポーター (運搬装置) に載せて Launch Pad (発射台) へと運んでいく。 VAB には、ロケットの打ち上げをコントロールする LCC (Launch Control Center) が隣接している。 |
LC-39 , Launch Control Center , / Sketch / Under construction / Model / LCC (Launch Control Center) はロケットの打ち上げを司る現地の管制センターで、VAB (Vehicle Assembly Building) に隣接している。LC-34 のブロック・ハウス (Blockhouse) や LC-37 の Launch Control Center の発展型である。 建物自体もかなり堅固だが、視聴覚の見地からも数々の工夫がなされており、さらに爆発事故等の緊急事態には窓のシャッターを閉じてシェルター化してしまうなど、安全性にも配慮が行き届いている。 |
Mobile Launcher, Flame deflector, Hold-Down Arms, Tail Service Masts |
The mobile launcher , / Sketch / Construction / Transport / Hold-down arms / LC-34 や LC-37 におけるモジュール及びロケットは、固定されたランチャー (発射装置) の傍らでサービス・ストラクチャーによって組み立て・設置されるが、一方 LC-39 におけるそれらは、VAB (Vehicle Assembly Building) で、組み立てやランチャーへの取り付けが行われ、その後 クローラー・トランスポーター (運搬装置) によってランチャーごと所定の発射台へと運ばれていく。 これがつまりモビール・ランチャー (移動式の発射装置) である。 モビール・ランチャーの中心部分には高速エレベーターが備わっていて、作業員や飛行士などの上下移動を容易にしている。 / Flame Deflector / Mobile launcher / Hold-down arms / Tail Service Mast / フレーム・デフレクター (flame deflector) は、打ち上げ時のサターンロケットが噴出した炎や熱の進行方向 (角度) を調整する仕組み (装置) である。LC-39 用のそれは、縦29m x 横15m x 高さ13m と以前よりスケールアップしているが、原理的には LC-34 で使用されたもの と同じである。炎や熱を逃がす角度を誤ると逆効果となるので開発には苦労したようだ。 ホールド・ダウン・アーム (Hold-Down Arms) は、サターン・ロケットを底部で支える装置で、90度間隔で4台設置されている。その役目は、(1) 組み立て・運搬時から打ち上げ前までサターン・ロケットをホールドすることであり (2) 打ち上げ時、ロケット・エンジン点火からフルスラスト (最大推力) までの間(*)、サターン・ロケットを発射装置に繋ぎ止めておくことである。以上、相当な強度を要求される装置であるが、実際のサイズは予想外に小さい。 (*) フルスラスト (最大推力) 状態になると自動的にホールド・ダウン・アームがサターン・ロケットを解き放つ → 離陸する。 テール・サービス・マスト (Tail Service Mast) は、サターンV型ロケット第一段目の 推進剤及び電気系統に関与する装置である。離陸時は邪魔にならないように首を持ち上げて収納される (打ち上げシーンで必ずといっていいほど目にする装置だ)。 |
The Crawler-Transporter , / Plan / Construction / Ready for service / Schematic / アポロ (宇宙船、サターン・ロケット) を ランチャー (発射装置) もろとも所定の場所に運んでしまう この巨大なクローラー・トランスポーター (運搬装置) は、野球場の内野部分がすっぽり入ってしまうほどの 「台」 を最上部に持ち、その駆動部分は さながら重戦車を4台 (従ってキャタピラは 4x2=8) あてがった格好となっている。 「巨大」 という形容をほしいままにした サターン・ロケットも、まさに 足をすくわれた感じである。尋常でない様を数値で再確認すると、重量:約2,700トン、2,750馬力のディーゼル・エンジン x2 となる。 |
End of LC-39 Pad AB _blank