時刻は EST (米東部標準時)

Mission type
B-type

Launch
January 22, 1968; 05:48:08 p.m.
(1968年1月22日午後05:48:08)
Cape Kennedy (Canaveral)
LC-37 Pad B

Launch vehicle
Saturn-1B

Payload (Spacecraft)
LM-1 and nose cone

Earth Orbit
Altitude: 961km

Earth Orbits
4 orbits (4 周)

1968年1月22日午後5時48分8秒 (EST)、ケープケネディ Launch Complex 37 Pad B からアポロ5号（無人）が打ち上げられ、停止していた AS-2XX 系ミッションが再開(*1) した。

LM （Lunar Module、月着陸船） を搭載(*2) した初の打ち上げである。

地球周回軌道上で LM を切り離した後、LMの下降用エンジン及び上昇用エンジンのテストなどが行われ、このミッションは無事終了した。

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(*1)
アポロ５号は二度目の AS-204 だ。先の AS-204（アポロ１号） の火災死亡事故で停止していた AS-2XX 系ミッションが再開したのである。

もっとも、再開したことのみで１号の悪夢を払拭することは出来ない。是が非でも、サターンＩＢ型ロケット による有人飛行（AS-205/アポロ７号）を成功させなければならなかったのだ。

(*2)
無人月面探査機ルナ・オービター による月面の詳細な探査（高解像度による月面撮影）は既に終了し、アポロ５号の数日前に打ち上げられた 無人月面探査機サーベイヤー ７号 も、ほぼ当初の目的を果たしつつあった。

これに対し、LM （Lunar Module、月着陸船） の開発は大幅に遅れ、アポロ計画全体の足を引っ張り始めていた。アポロ５号でエンジンテスト（当然無人）を行ったものの、有人飛行は AS-504 （アポロ９号） まで待たされるのである。